自己破産の記録が残っている間、クレジットカードの審査に通ることは無理というお話をしてきました。
でも、5年やら7年やらというけれどそれは一体どの時点からなのか。
厳密に言って自己破産後のクレジットカード作成はどれくらいで出来るのか?というところを細かくチェックして行ってみましょう。

何でもそうですが、自己破産をしようと思っても実際、申し立てをしてから認められるまで(免責になる)は様々な段階を踏む必要があり、即日にというわけにはもちろん行きません。

まずは、裁判所に対して自己破産の申し立てをします。
この際、様々な書類などを準備する必要がありかなり煩雑です。
個人でもできないことはないですが、多少お金はかかりますが、できるのなら弁護士などの専門家にゆだねた方がスムーズです。

ちなみに、自己破産をすると財産をすべて失う、と前に書きましたが現金なら99万円まで、
物であれば20万円以下の物は差し押さえになりません。
もっとも、自己破産をするような状況では現金をそれほど持ち合わせているとは思えませんが、たとえば家財道具、テレビ、洗濯機など20万円以下のものは取り上げられませんから多少なり生活を営むことはできるというわけですね。

また、自己破産には同時廃止と少額管財という二種類があります。
これは、申し立てをした時点で債務者に、債権者の間で分配できるような財産…例えば車や家など、があるかないかで決まります。
財産がある場合には少額管財となり、その後債権者が集められて様々その財産に関して取り決めを行うなどします。
一方、同時廃止とは分配するような財産が何もない場合、そこで破産手続きが終わる、というものです。

しかし手続きが終わると行っても、そこで免責になるわけではありません。
そもそも、申し立てから同時廃止の決定までも一般的に1ヶ月くらいはかかります。
そこでやっと第一歩。
そこから免責決定まではその間に裁判所へ出向く必要もあり、およそ2~3ヶ月はあるとみてよいでしょう。
そんなわけで、申し立てを行ってから実際に免責となるまで、早くても4ヶ月はかかります。

そして、クレジットカードの審査の際に照会される信用情報機関への記録はこの免責がなされた時点からなのです。
ここを申し立ての日からの記録であると勘違いするケースが多いので注意したいところです。

この免責から数えてCICとJICCでは5年、KSCでは7年間、情報が保持されます。この間は何度も言いますがクレジットカードの審査はおりません。
この期間終了後に情報がなくなりますからクレジットカードの作成もできることになります。

が、まれに、クレジットカード会社の方で免責に関しての情報を送り忘れており、掲載が遅れて実際にはその保持期間を過ぎているのにまだ情報が載ったままになっているというケースもありますし、自分が控えている年月日と相違がある、という場合もあります。

ですので、この保持期間が過ぎた後にクレジットカードを作ろうとするときには、あらかじめCICなどに情報の開示を求め、信用情報を確認し疑問がある場合には問い合わせしてから手続きをする事をおすすめします。