さて、色々な事情があって審査を通りづらくなってしまった方に関する クレジットカードの取得について、
色々検証する前にクレジットカードの審査と、 それに深く関わってくる様々な事柄を見て行きましょう。

まずは、いわゆる「ブラック」にされる原因の中でも 最上段に位置するといっても良い、 「自己破産」。
この、自己破産とクレジットカードの審査について詳しく見ていきましょう。

自己破産、と聞くと皆さんはどんなイメージをお持ちですか?
社会的に抹殺される、働けなる、選挙権がなくなる、ETCETC。
とかく、お先真っ暗、人生終わった、というような イメージがありますが 実はこのほとんどは都市伝説のようなもの。
実際には会社をクビになるようなことはありません。
お金を貸してもらっていた人が社内にいるなら別ですが そうでもない限りは会社に知れることはないからです。
また、選挙権がなくなる、というのもありえない話。
仕事に支障が出るのは、弁護士・税理士・会計士などの「士業」、 保険の募集員(いわゆる保険のおばちゃんのような感じですね)
警備員など、これらは一定期間この職につくことはできなくなります。
しかしあくまで申し立てをしてから免責が決定するまでの間であって、 免責が決まれば制限は解除されるものです。

おそらく、社会的に抹殺されるなどのイメージは自己破産後にローンを組んだり、クレジットカードを使用したりといったことが 暫くの間できなくなる、というところから来ているのではないかと思います。
また、これがいわゆる「ブラックリスト」の根源でもあるでしょう。
(実際にブラックリストがあるかどうかということはまた後述しますが)

自己破産をすると、ブラックリストに載ると言うよりは その記録が、前にも書きました、クレジットカードやローンの審査の際に 照会される個人の信用情報機関に数年間保持されるのです。

これは、その機関によっても年数は様々です。
信用情報機関には3種類あり、 KSCといわれる「全国銀行個人信用情報センター」、 CIC、JICCです。
KSCは名の通り、銀行や信用金庫、農協などが加盟。
CICは一般的にクレジットカードを扱っている信販系の会社、 JICCも同じですがどちらかというと流通や消費者金融系の加盟が多いです。

これらはそれぞれに自己破産に関する記録の保持年数が異なっていて、 KSCでは10年、CICでは7年、JICCでは5年となっています。
この期間内、自己破産の記録が残っている間は審査を通りません。
クレジットカードのみならず、 ローンを組むなど、個人的なことを除いては お金を借りることはできなくなります。
この事が、俗に「ブラックリストに載る」というイメージにつながるのでしょう。

しかし、実は自己破産は 「借金によって破綻した生活を元に戻すため」という目的の下に作られたもの。
ですから、数年間の間強制的にでも お金を借りることができない、というのは 実は生活を立て直すための療養期間ともいえるので、 自己破産によって社会的にアウトになった、と悲観するよりは 生活を1から立て直す機会を得た、と考えて進んでいきたいものです。