クレジット会社に提出する申込書には氏名・生年月日・家族などの「本人情報」の他、住所・電話番号・住居などの「自宅情報」、勤務先や年収など「職業情報」に加えて、銀行の口座と本人確認書類が必要です。

絶対に審査に通るだろうと思っていたのに通らないのは、これらの書類の不備が原因だったということもあります。
読みづらい文字(汚い字だけでなく達筆であっても客観的に読みづらい文字など)、誤字脱字などの問題、筆圧が弱く2~3枚の複写用紙でしっかりと下の用紙まで複写されていないなどが気を付けたいポイントです。

生年月日や口座番号、電話番号など数字がランダムに並ぶ項目は書き間違いに気を付けましょう。

また住所は本人確認書類に記載されている通りに書くことをお勧めします。「1丁目1番11号」なのか「1-1-11」なのかも正確に書いておくと無難です。

さらに気を付けたいのは虚偽を書かないこと、できるだけ空欄にならないようにすることです。
クレジットカード会社ではある程度情報を持っていますので、嘘を書いたり隠したりしても無駄だと理解しておきましょう。

クレジットカード会社の審査基準

申し込みの後、クレジット会社で審査が行われますが、ある程度その審査基準は決まっています。
勤務会社の規模や役職、勤務年数、賃貸か持ち家かなど収入状況や安定性、資産状況などの総合ポイントで審査結果が決まります。
また、個人信用情報機関(CICや全国銀行個人信用情報センターなど)で、過去のクレジット利用に問題がないか、職業情報などが確認されます。

クレジット会社によっては、多くの顧客を取り込みたい意図で審査基準は低めに設定されているカードもありますし、ゴールドカードやプラチナカードのようなグレードの高いカードなら審査基準も高くなります。
一般に年会費無料のカードは自社のカードの利用客を増やす目的があり審査基準はやや低めになっていることが多いでしょう。

学生向けのカードなど、収入がなくても審査に通るものもあります。
ちなみに個人信用情報機関に自分自身の情報がどのように登録されているのか気になるなら情報開示を請求できます。

CICではネット上からも開示請求できます。

個人信用情報機関に「ブラック」とみなされる

俗にいう「ブラックリストに載っている」という表現は正しくはありません。
ブラックリストというようなリストはどこにもないのです。
クレジットカードやローンの利用、金融事業者からの借金などの情報は個人信用情報機関に集められ、金融に関する個人の信用度を示すものとして登録されていますが、ここに「債務整理」を行った経歴があると一般に「ブラック」と言われる状況となります。

他にも長期間(61日以上)の延滞を繰り返していたり、返済そのものをしていないなど、個人の信用が著しく損なわれている場合、どのクレジット会社にとって取引をしたくない相手です。

このように個人信用情報機関の情報だけで審査に落ちる状況にあることだと思ってよいでしょう。

気を付けておきたいのは、まだ支払いが継続している借入について過払い請求をした場合、債務整理にあたります。
過去にこのようなことがあると個人信用情報機関に債務整理の経歴が載ってしまい「ブラック」とみなされる可能性があります。

申し込みブラック

銀行口座の開設やガソリンスタンド・スーパーの会員カードなど、いろいろとクレジットカードを作る機会がありますが、通常はいつも利用するものが1~3枚あれば十分です。

短期間にいくつものカード申し込みをするのにはそれなりの理由があるのかもしれません。

多重債務など様々な問題もあってクレジット会社からは、「そんなに急いで多くのカードが必要ですか?」と見えてしまうわけです。
つまり、カード1枚の限度額を超えて、複数のカードから多額のクレジット利用が目的ではないかという懸念です。
そこでクレジット会社は審査段階で個人信用情報機関から申し込み履歴を得てここ最近のカード申し込み状況を確認することになります。

その申し込み状況で「およそ1か月以内」に「3社以上」のカード申し込み履歴があると、懸念すべき状態と判断される可能性があります。

これが「申し込みブラック」と言われる状態です。
カード申し込みをする際に「念のために」または「ついでだから」などの理由で複数のクレジット会社に申し込むのはやめておきましょう。

クレジットカード審査に通りやすくするコツ

各項目に虚偽がないこと、不備がないことは最も重要ですが、それらが整っていれば次に具体的な審査が行われます。
審査では申し込み各項目の内容に従ってそれぞれ点数(スコアリング)をつけていきます。
その合計ポイントで合否を判定していますが、大勢の審査をしているので一人にそれほど時間をかけてはいられません。

審査のスコアリングの基準はクレジット会社によって決まっており、機械的に点数をつけていくだけです。
持ち家なら何点だとか、勤め先の資本金に従って何点になる、勤続年数で何点など、スコアリングが行われ合計ポイントが計算されます。

そして、クレジット会社によって、またはカードの種類によって審査基準が違います。
まず、審査基準が低めのカードに申し込むのがコツですが、消費者金融系のカードや顧客獲得を目的としたクレジット付き会員カードは比較的審査基準が低めです。

そして逆に、銀行系のカードは最もハードルが高い部類に入るでしょう。
ネットショップの会員カードや主婦層が対象のスーパーの会員カードなどは、会員を増やす目的からあまり審査を厳しくしたくない事情があるわけです。

ところで、もし延滞や債務整理の経験があるなら、それは個人信用情報機関に記録されています。
しかし、その記載期間は5年間で(自己破産など官報情報は10年間)それを過ぎると記録から消されますので、その時期を待ってから申し込むとよいでしょう。